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お客様の声 全館空調システム「きくばり」を私も使っています。

全館空調システム「きくばり」の導入で、住まい、人、家計にやさしい理想の空間を実現

堀之内九一郎さん

プロフィール

  • 堀之内九一郎さん

米国で巡り会った理想の住宅を浜松市で完全再現する

堀之内九一郎さんのご自宅

浜松市東部の住宅地に2006年竣工。平屋建。

現在、堀之内さんは浜松市郊外に位置する東区半田山の閑静な住宅街に、エキゾチックな佇まいがひときわ目を引く瀟洒(しょうしゃ)な邸宅に夫人、娘さんとともに暮らしています。堀之内さんが、この住居の建設を思い立ったのは2003年ごろのことでした。
「それまでに二度、自宅を建てては手放してきたという経験がありましたが、年齢のこともあって三回目の今回は、“終の棲家(ついのすみか)”になるかもしれないという思いから、とにかく自分が住みたいと思う家にこだわり、それを実現したいと考えました」(堀之内さん)
その後、約1年間にわたって、堀之内さんは書籍や写真、映画なども参考にしながら、自分が本当に望む住宅の姿というものを徹底的に突き詰めていきました。そして、最終的に行き着いたのがスパニッシュコロニアル*1という様式でした。しかし、様式は決まりましたが、国内の住宅展示場を見に行くと、似たようなものはあるものの、ある部分はスパニッシュコロニアルでも、ほかの部分が和式だったり、それ以外のスタイルだったりと、様式が統一されていないケースがほとんどでした。
「ならば、本場のものを見てみようということで、出張で米国を訪れるたびに住宅展示場を見て回りました。そして、ロサンゼルスのある展示場で『まさにこれだ』と思える住宅に巡り合ったのです。早速、そのモデルハウスの色や構造、さらには家具や家電製品を含めて寸分違わぬ家を浜松に再現することにしました」(堀之内さん)

ご自宅の外観

高い天井、仕切りのないオープンな間取り、木の床がスパニッシュコロニアムの良さを引き立てている。

全館空調システム「きくばり」選定に当たり高度な制御ノウハウを評価

米国の住宅を模倣するということで、空調も米国で一般的な全館空調システムを導入することにしました。住宅の設計・施工を担当する工務店に相談したところ、いくつかのベンダーのシステムを紹介されました。その中から堀之内さんが選んだのがアズビル株式会社が提供する全館空調システムきくばりでした。
「ボイラー技師の資格を持っていたので、関連の職に就いていたことがあります。もう40年ほど前のことですが、その時に、アズビルの旧社名である山武という名称を、制御関連の会社として知りました。空調については、建物の形状や空気の流れなどの複雑な要因を踏まえ、風量や温度をコントロールするという非常に難しい制御が必要であることは想像できたので、制御の専門であるアズビルのシステムを採用することが最適だと判断しました」(堀之内さん)
堀之内さんの自宅は2004年に着工し、2006年に完成。自ら資材を仕入れて堀之内さん自身と息子さんが床を張り、壁を塗るといった作業を行うなどして、こだわりの家を実現したといいます。

コントローラの操作すら不要で常に快適な居住空間を維持

入居から6年。堀之内さん家族は、全館空調の快適さを存分に享受しています。
「24時間365日、室温が一定に保たれており、とにかく快適です。夏季、冬季の暑さ、寒さともまったく無縁で、一年中家の中では半袖、短パンという格好で過ごしています。さらに、室内では、机や椅子、水道の蛇口から床、トイレの便座に至るまで、すべて同じ温度に保たれているので、床暖房や便座用のヒーターなどの必要性もまったく感じません」(堀之内さん)

高さ3mの天井と、温風、冷風の吹き出し口。全館空調システムの効果を最大限に得るための気流設計に基づき取り付け位置を決定している。

そのほか、きくばりに搭載された空気清浄機能の効果により、ホコリやハウスダストを感じることなく、掃除なども最小限で済ませることができているとのことです。加えて、電気代やメンテナンスの面でも満足度が非常に高いといいます。実は、年中絶え間なく稼働させる全館空調システムについては、ランニングコストがかさむことへの懸念もありました。しかし、実際に稼働させてみると、各部屋にエアコンを設置し、部分的に灯油ヒーターを使っていた場合に比べて、はるかに安く済んでいるとのことです。

天井面に配置された電子式エアクリーナ。静電気の力でより小さな粉じんまでも除去する空気清浄ユニットを備える。

「メンテナンスについてもアズビルの定期点検以外は、簡単なフィルタの掃除・交換をしているくらいです。事実、入居後6年間、吹き出し口の調整はおろかコントローラもいじったことはないといった具合です。何よりも、寒暖の差は物を膨張/収縮させ、劣化の原因となります。このような一定の温度条件の下に置けば、家具や住宅そのものの劣化も遅くなり、それだけ寿命が伸びると考えています」(堀之内さん)
このようにして理想の住宅を実現した堀之内さん。当初は“終の棲家”にしたいとの考えもありましたが、実際にその快適性にふれ、そこで充実した時間を過ごす中で、さらに“住まい”というものに対する夢も広がっているようです。
「いつかは、こういう住宅が立ち並ぶ本場の街にも住んでみたいと考えています。海外に住むことで、これまで知らなかった文化を理解し、新たな楽しみを発見できるような気がします。また、子供が独立したらもう少し小さい家を建てたいという気持ちも沸いてきました。その際にも全館空調を採用して快適に過ごしたいと考えています」(堀之内さん)


(用語解説)
*1:スパニッシュコロニアル
17世紀から18世紀にかけ、スペインの移民たちが世界各地の植民地(=コロニアル)で発達させた建築様式。切妻屋根と湿式の外壁・赤煉瓦屋根、扉の半円アーチなどが特徴。